企業マスコットを彫刻したレリーフ
この度、お客様よりご依頼を受け、企業様のマスコットを彫刻したレリーフを制作させていただきました。
加工は、高松市牟礼町の石工「山田忠石材店」の山田浩之氏。
山田浩之氏は彫刻を専門とする石工で、ここ庵治石の産地でも、お地蔵様や仏像はじめ数々の彫刻物を制作している屈指の職人です。
今回ご依頼いただいたのは、基盤を製作する企業様のマスコット。
デザイン案から提案させていただき、マスコットが仲良く手をつなぐほのぼのしたデザインに決まりました。
立体物や彫刻とも異なる「レリーフ彫刻」の良さ
レリーフは、庵治石の原石から彫り込んでいきます。
まずは原石を割った面に下書きし、それに従って立体的に彫っていくのですが、ここが職人のすごいところ!
なにせ元となるデザインがイラストであり、マスコットはそもそも実在しないもの。
お手本となるものがなく、立体的に仕上げていくのは職人の感覚・腕次第となります。
手足や指など丸みのある部分はやわらかく丸みを持たせ、基盤モチーフ部分は無機質な質感で・・・
彫り方ひとつでイメージが決まっていきます。
いちばん大切なマスコットの顔部分は、かわいらしく生き生きとした表情に仕上げます。
レリーフ彫刻は、立体的に再現するのが難しいものでも加工可能。
このキャラクターも、全身バランスから立体物で仕上げた場合自立させるのが難しく、かなり肉付けしたり大幅なデザイン変更を余儀なくされてしまうところ、レリーフ彫刻だとその心配は無用。
お客様のイメージ通りに職人が石に彫刻することが可能です。
また、字彫のように単に平面に彫りこむだけの彫刻よりも断然表情豊かで、立体的にリアルに仕上げられます。
「立体物と彫刻のいいとこどり」
レリーフ彫刻はまさにそんなイメージ。
それが可能なのは、ここ庵治石産地の熟練の職人のなせる業なのです。
太陽光の射し加減で表情が変わる庵治石レリーフの魅力
マスコットのレリーフ彫刻は、もちろん庵治石製。
庵治石は、硬い上に御影石の中でも「粘り」があり、熟練の職人にとっては思い通りに彫刻ができると評価の高い石です。
彫り進めていくと、今まで表出していなかった石の内部があらわれ、石英・長石・雲母などの結晶が光に当たりキラキラと光る様子が見られます。
そうして仕上がったレリーフ彫刻は、太陽光の射し加減で影ができ、表情が変わって見えることも。
また、磨き・コタタキなどの加工技術の違いによっても、色や石目が全く異なり、より複雑で見る人を飽きさせないのです。
このように庵治石で作るレリーフはとても奥が深く、お客様のイメージの再現性も高いため、弊社イチオシです!
大切に一緒に過ごしたペット、
思い出のワンシーン、
企業や家族のシンボル・・・
記念写真に残すように、庵治石のレリーフ彫刻で思い出を刻みませんか?
担当者と職人が丁寧にお客様と対話を重ねながら、ご満足のいく逸品を作るお手伝いをさせていただきます!

はやしばら有限会社
香川県高松市牟礼町牟礼2657-5
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