「姫神小桜」は岩手県盛岡市の姫神山から産出される桜御影石です。
桜御影の中でも落ち着いた濃い色味で、岩手県内はもとより関東エリアでも人気の石です。
その特徴は、硬度が高く艶持ちがいいこと、そして変色しにくいことが挙げられます。墓石をはじめとして記念碑や彫刻材として幅広く使用されています。
<姫神小桜物性データ>
分類:花崗岩
見かけ比重:2.65t/㎥
吸水率:0.37%㎜
圧縮強度:261N/m㎡
少しピンク味のある色合いなので、岡山県笠岡市で採れる北木石と比較してみました。
<北木石物性データ>
分類:花崗岩
見かけ比重:2.62t/㎥
吸水率:0.32%㎜
圧縮強度:147N/m㎡
肌色に近い淡い北木石に対して、目が細かく濃い姫神小桜…
日本の豊かな気候風土を感じさせる違いがありますね。
岩手山が男山と呼ばれるのと対照的に、姫神山は女山といわれています。
その優美な姿は石川啄木の短歌にも詠まれており、そのふるさとの山として愛されていたようです。
「ふるさとの 山に向かひて言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな」
昔から、ふるさとの象徴として愛されてきた山の贈り物―
優しい温もりの感じられる「姫神小桜」をご提案してみませんか?
東北の石の産地言えば福島県が有名ですが、今回は岩手県の銘石についてご紹介させていただきました!
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