~山田忠石材店様 彫刻品(犬の置物)ご紹介~
弊社でいつもお世話になっている、山田忠石材店様が作製した犬の置物をご紹介します。
犬種は大型犬のボクサー。実物大の迫力で、今にも動きだしそうです。
今回、特別に完成までを取材させていただきました。
まずは下書き。デッサンをもとに、加工する石に絵を描いていきます。
ミニチュアの置物や写真も参考にしますが、実物の犬を前にしているわけではなく、
見えない部分などは想像になります。
かなり難しい作業・・・
下書きが完成したら粗彫り作業に入ります。
ノミと金づちでひたすら形を切り出していきます。
一つ一つが手作業で、職人の感覚や根気が必要とされますね。
表面は「コタタキ仕上げ」で仕上げていきます。
コタタキ仕上げとは細かい凹凸を石の表面につけることで、きめが細かく繊細な風情が生まれます。
灯籠や地蔵などによく使われる手法ですね。
形が出来上がってきたら、細かい部分の彫刻。
なだらかな曲線で顔周りの表情・体の筋肉などを表現していきます。
ここは顔が決まるとても大事な作業。
山田さんは「顔が大事」といつも仰られます。
かわいらしさ・凛々しさ・猛々しさ・・・彫刻製品に求められるイメージは顔で決まると言っても過言ではありません。
目や鼻の形や配置・しわ・表情筋など、非常に細かい部分まで細心の注意を払って仕上げていきます。
最後に磨きで仕上げた目を入れて完成。
石のボクサー犬が、一気に生き生きとした表情をもちました!
実はここまで、すべて山田さんの息子さんが彫刻しています。
岡崎市での修行を終え、今年から実家・山田忠石材店のお父様の下で彫刻師として働かれています。
後継者不足が問題となっているこの庵治牟礼において、若き職人さんは希望の星ですね!
弊社としても、これからも依頼しつつ応援させていただきたいと思います。
弊社では、デザイナーや彫刻師とお客様をつなぎ、記念品や贈答品にあなたの想いのこもったかけがえのないオブジェをお作りします。お気軽にお問い合わせください。
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