こんにちは!営業事務の多田です。
今回は弊社からよく彫刻をお願いしている、庵治美工さんのご紹介です!
庵治美工さんは、はやしばら(有)事務所から車で5分もかからないくらい近くにある文字彫刻専門の会社です。
一昨年前に墓石や記念碑に文字彫刻をする機械を間近で見学させて頂きました。
一歩工場へ足を踏み入れると、その中に一際大きな機械がありました。
これが字彫を行うサンドブラスト装置。
この大きさの装置は庵治・牟礼地区では庵治美工さんにしか無いそうです。
機械の高さは約2m70cmくらいで、対応できる石の高さは約2m50cmくらいまでOKです。
ここまでの大きなものに対応可能なら、墓石や墓誌だけでなく巨大な記念碑などにも彫刻できますね。
ちょうど訪問した時に1.5m四方の自然石の記念碑に字彫がされていました。
また、彫り方についてどのようなこだわりがあるのかを教えていただきました。
大切なのは、筆で書くように強く押さえるところは深く、力を入れず払う部分は浅く彫る、ということだそう。
お墓の字彫部分をよく見ていただくとわかりますが、彫った底の部分は平坦ではありません。
書道と同様、止め・ハネなど力を入れる部分は深く、はらいなど力を抜く部分は徐々に浅くなっています。
お墓に彫った文字を立体的に美しく見せるための欠かせない技です。
また、金箔を入れる場合は光を反射しやすいよう、彫り方の角度を変えるなど、繊細な技術が光ります。
特に『底ざらい』がとても印象に残りました。
底ざらいとは、文字彫刻後の底にノミ跡をつけ、筆で書いたような筋をつけること。
手間のかかる作業ですが、このひと手間で筆の流れを表現でき、文字が生き生きとした表情になります。
色入れをしなくても筆の流れ(強弱)を表現できるので、色の濃い石で使用することが多いとのこと。
他にも文字以外に花などの模様を手作業で立体彫刻に仕上げていくこともお聞きしました。
題材に応じて細かく調整できるのが手作業の強みですね。
取材してみて、手作業が多くほとんど職人さんの経験や感覚で進められていることに驚きました。
底ざらいは実際に見てみると、陰影がついていて非常に味のある仕上がりです。
これは字彫にこだわりのあるお客様にお勧めしたいな・・・と思いました。
こんな彫刻がしたい!
こだわりのあるお施主様に満足していただきたい!
そんな彫刻のお困りごとははやしばら有限会社におまかせください!
まずはご相談お待ちしております。お問い合わせはこちら
特別品に関する記事についてこちらもぜひお読みください。→ブログ記事オリジナル彫刻品のご案内
はやしばらでは様々なオリジナル彫刻品をご提案できます。→オリジナル彫刻品